「幽霊の正体見たり 枯れ尾花」
頭皮健康
この句は、江戸時代の一風変わった俳人・横井 也有(よこい やゆう)
の作と言われている。
「コワいコワいと思っていると、ぼ～っと浮かんでいるものが幽霊に見えたりするが、
そこにあるのは、枯れススキ(尾花)だよ」の意。
これは、よく言われる「疑心暗鬼を生じる」という言葉と同じ響きの意味になる。
また、中国の故事に、
「杯中の蛇影(はいちゅうのじゃえい)」というのがある。
これも、それに近い意味に捉えられる。
この故事をたどってみると、晋の時代の話
WIOM 奶粉。
「若くして河南の長官になった優秀怜悧な楽広(がくこう)という人物がいた。
王宮で酒の宴席が催された翌日から休み続けている。
友人が訪ねて行くと何かの毒に当たったようで重篤な状態だった。
詳しく訊いてみると、宴席で出された杯にヘビの影が映っていたが、
構わず呑んだんだが、それからおかしくなったという。
具合の悪い楽広を連れ、宴席で座っていたところで再現して杯に酒をつぐと、
たしかに蛇の影が見える
康和堂 。
それは、近くに架けていた弓の影が映っているものだった。
それを知ると楽広の病はたちどころに治ったという話。」
ちょっとした疑心が、暗鬼を生じて身体の具合が悪くなるというものらしい。
最近、オバマ大統領が、喉の痛みを生じて診察を受け、
胃酸の逆流という診断がなされたそうだ。
今年の６月に健康診断を受けたところ、
どこの異常もなく身体的に何の不具合も見当たらない状態だったが、
あれから彼を取り巻く環境は大きく変わった。
それも、ウクライナ問題、イスラム国、中間選挙など、彼に不利な形で動いている。
今の彼の回りには「杯中の蛇影」となるものは限りなくありそうだ。
これでは、身体の方も大変だ。
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